運輸業界における営業効率改善と収益向上に向けた施策立案のご支援

概要

SFAに蓄積されたデータの利活用を促進し、営業効率改善と収益向上を目標とした施策立案をご支援しました。SFA分析に基づき、売上に関するKPIツリーを作成し、顧客セグメンテーションの自動化や優良顧客の客観的基準設定、成約要因の明確化を実施。データに基づいた戦略立案を通じて、営業リソースの最適化と成約率向上に貢献しました。

課題

プロジェクト開始時、クライアント企業では以下の課題を抱えていました。

  • 蓄積データの活用不足による営業効率・収益改善の機会損失
  • SFA上の主要テーブルの具体的な利活用方針が未確定
  • 顧客属性の把握が難しく、セグメンテーションが主観的で優良顧客が埋没している可能性
  • 受注・失注要因が不明瞭で、成約率向上のためのKPI設定が困難
  • SFAデータを基盤へ接続するためのドキュメントが未整備

解決策

SFA分析と項目精査を通じ、営業効率と収益アップを実現するための施策立案を支援しました。

KPIツリーに基づく改善機会の抽出と顧客セグメンテーション

売上に関するKPIツリーを作成し、論理的な改善機会を抽出。顧客の複雑な属性を把握するため、セグメンテーションを自動化し、クロスセル戦略立案を可能にしました。

優良顧客の客観的基準設定とリソース最適化

主観的になりがちな優良顧客の分類に対し、要因分析を実施し客観的な基準を確立。これにより、全社統一の基準での分類と営業リソースの最適化を実現しました。

成約要因の明確化とKPI設定

受注・失注要因を明確化し、複数提案の有無など、成約に影響を与える要因を特定。これをKPIに設定することで、成約率の向上に繋げました。

SFA項目の精査とデータ基盤整備

現状のSFA項目の統廃合や新設を整理し、事業部関係者との協議やデータ移行支援を実施。データ利活用を促進する基盤整備に対応しました。

成果

  • 顧客セグメンテーションの自動化により、クロスセル戦略の立案・実行を実現
  • 優良顧客の客観的基準設定に基づき、営業リソースの最適化を達成
  • 成約要因の明確化とKPI設定により、成約率の向上に貢献
  • SFA項目の精査と統廃合により、データ利活用基盤を整備

データ活用支援業務の定量的評価指標提案

概要

データ活用支援業務の付加価値を定量的に評価する指標を確立するため、本プロジェクトでは、事業貢献を金額換算する方法と、非金額指標で測る方法の2軸の検討・策定について支援を行いました。これにより、データ戦略担当各業務の事業貢献度合いを算出し、モニタリング運用方法を提案することで、データ活用業務に対する明確な評価基準がないという課題に対応しました。

課題

プロジェクト開始時、クライアント企業では以下の課題を抱えていました。

  • データ活用支援業務に対する明確な定量的評価指標の欠如
  • 業務増加に伴い、データ活用支援が事業に貢献する付加価値を可視化する仕組みが未確立
  • 事業貢献度合いを金額および非金額指標で測るための算出方法が未定義

解決策

データ活用支援業務の付加価値を定量化するため、3ヶ月間で評価指標の提案と算出方法の確立を支援しました。

事業貢献の金額換算

施策効果(利益)とクライアントさまご部門の関与度に基づき、併走支援業務の金額貢献度を算出する方法を設計・提案しました。昨年度の数値を用いた仮計算と、計算に必要なデータ特定、ワークシート作成を実施しました。

非金額指標(事業貢献指標)の定義

金額換算が困難な業務について、事業貢献度を図る非金額指標(定性業務価値ポイントなど)の定義と算出方法を確立しました。

モニタリング運用の提案

定量評価した事業貢献度合いを継続的にモニタリングするための運用方法を提示しました。

成果

  • データ活用支援業務の事業貢献度合いを定量的に評価する指標と算出方法を確立。
  • 金額換算(施策効果×関与度)と非金額換算(定性業務価値ポイント)の両面から評価体系を構築。
  • 評価結果をモニタリングするための運用方法と金額算定用ワークシートを提案し、継続的な評価体制の基盤を整備。

マーケティング施策ROIの検証の支援とデータ分析組織のアドバイザリー

概要

クライアントでは、従来のキャンペーン効果測定手法では単独評価や比較が困難であり、対象商品以外の売上影響も不明確という課題がありました。本プロジェクトでは、これらの課題を解決するため、天候や曜日などの外的要因を考慮した売上予測モデルに基づくROI検証手法を導入し、おむすびキャンペーンを対象に効果を定量化しました。さらに、この手法を自社内で継続的に実行できるよう、実践を通じたデータサイエンティストの育成を目的として支援を実施しました。

課題

プロジェクト開始時、クライアント企業では以下の課題を抱えていました。

  • キャンペーン効果の不透明さ:
    CP単独評価やCP同士の比較、対象商品以外の売上影響を正確に把握できるROI検証手法が未確立だった
  • データ分析組織の強化:
    確立したROI検証手法を自社内で実行できる、統計・機械学習の専門知識を持つデータサイエンティストの育成が必要だった
  • 検証の網羅性と速度:
    現在は精度維持のために対象商品や店舗を制限しており、制限を解除した網羅的な予測と、特殊な要素(台風など)を考慮した算出、および算出時間の短縮が今後の課題だった

解決策

おむすびキャンペーンを対象に、ROI検証手法の導入とデータサイエンティスト育成を12ヶ月の期間で実施しました。

データ分析と環境要因の特定

中食商品の分類間相関、および天候、曜日、祝日などの環境要因が売上に与える影響を分析しました。また、データサイエンティスト育成のため、対象者に実データを用いた分析を実践してもらいました。

ROI検証モデルの構築

売上傾向の近い店舗を精査し、競合他社のキャンペーン影響がないかを確認することで、分析対象を単純化しました。分析データに基づき、降水量、曜日、季節、気温の影響を数値化し、キャンペーン未実施時の売上予測値(精度95〜98%)を算出し、実績との差からROIを導出しました。

将来的な課題とアドバイザリー

本検証手法について、台風などの特殊な状況下での算出対応、精度を維持した上での対象商品・店舗の網羅性拡張、および処理速度の向上が今後の課題として明確になりました。売上データ分析に基づくROI検証手法の作成と提示、およびデータサイエンティストの育成を通じて、自社で検証可能な技術を持った組織の実現をご支援しました。

成果

  • 精度の高いキャンペーンROI評価手法の確立:
    天候、曜日、季節などの外的要因を考慮した売上予測モデルに基づき、キャンペーンを実施しなかった場合の売上との差分でROIを算出
  • データサイエンティストの育成:
    統計・機械学習の専門知識を持った人材に対し、データ分析を通じたCP効果検証の自社実施ノウハウを習得
  • 検証モデルの高い信頼性:
    キャンペーン未実施の月で売上予測値と実際の売上が95~98%の精度で一致することを検証

化学プラントにおける設備損傷のAI判定

課題

本プロジェクトでは、プラント内損傷の特定が担当者の技量や経験に依存していた状況を改善するため、AIを活用した損傷判定モデルの構築を行いました。損傷の見逃しを防ぎながら、不要な点検によるコスト増加を抑えるバランスを重視し、複数のモデルの開発と評価を実施しました。

アプローチ

  • 損傷を見逃さないための再現率を最重要指標に据え、同時に無駄な点検を生む偽陽性を削減するバランスを追求
  • Google CloudのVertex AIを採用し、データ件数が極端に少ない損傷機構に対しても、層化分割や不均衡対策を導入し、安定した学習を実現
  • ベースモデルを構築・ベンチマークを設定後、複数アプローチによるモデル改善と、社内関係各所への調整によりデータ収集を実施

成果

  • モデルを通じて複数のAIモデルを構築し、プラント損傷に対して最適なモデルを選定
  • 運用方針として、データ件数に応じてAIモデル単独とドメインの知見をもとにしたAI&ドメイン知識を融合した判定ルールを策定

期間

6ヶ月

レコメンドアルゴリズム開発を通じたLTV向上と在庫最適化

概要

当該オンラインサブスクリプションサービスでは、ユーザー行動やレンタル履歴などのデータが蓄積されていたものの、それらを十分に活用した分析や施策設計が進んでいない状況でした。その結果、ユーザー嗜好の把握やレコメンドの最適化、在庫運用の効率化といった領域において改善余地が存在していました。そこで本プロジェクトでは、蓄積されたデータを基にユーザーおよびアイテムの特徴を分析し、消費者インサイトの可視化とレコメンドアルゴリズムの開発を担い、ユーザー体験の向上と在庫運用の最適化を両立するデータ活用基盤の構築を支援しました。

課題

プロジェクト開始時、当該サービスでは膨大なデータが蓄積されていたものの、高度な分析や施策への反映が十分ではなく、特に以下の4点が喫緊の課題となっていました。

データ利活用の未着手

高水準な分析環境が整っておらず、顧客の嗜好を深く理解できていませんでした。

ユーザー購買の機会損失

適切なレコメンドが行われないことで、ユーザーがアイテムを選ぶ際の離脱が発生していました。

ブランド・嗜好性の分析不足

ブランド同士の結びつきや、顧客の衣類選択に関するデータ活用が不十分でした。

過度な需要集中

特定の人気アイテムに予約が集中し、多くのユーザーにウェイティング状態が発生していました。

解決策

上記の課題に対し、2段階のアプローチとハイブリッドアルゴリズムにてプロジェクトを進行しました。

消費者インサイトの発見

アイテムとユーザーの両面からクラスタリングを実施。過去のレンタル実績を詳細に集計・分析することで、どのユーザー層が、どのブランドやスタイルを好むのかという消費者インサイトを可視化しました。

レコメンドアルゴリズムの開発

複数のロジックを組み合わせたアルゴリズムを設計しました。

既存ユーザー向け(ハイブリッド型)

  • コンテンツベース・フィルタリング(実際に借りたものと似たものを推奨)とアイテムベース・フィルタリング(似たものを借りた他のユーザーの実績から推奨)の結果を掛け合わせ、精度の高いリストを生成しました。

新規ユーザー向け

  • 登録されたユーザー属性(好きなブランドや属性)から嗜好を予測するフィルタリングを採用することで、実績が少ない場合でも適切なレコメンドを提供可能な設計にしました。

在庫最適化の組み込み

  • まだ実績の少ない未評価アイテムを意図的にサジェストに含めることで、レンタルアイテムを分散させ、在庫の回転率を向上させる設計を実現しました。

成果

本番環境への実装

PoCの結果、高い有効性が確認されたため実際の事業サービスへ本格実装を実施

在庫運用の効率化

アルゴリズムによってアイテムのレンタルが分散され、特定のアイテムへの需要集中(ウェイティング)の緩和と在庫最適化に寄与

ユーザー体験の向上

個々の嗜好に基づいた精度の高い提案により、ユーザーが迷うことなく自分に合ったアイテムを見つけられる環境を提供

中古車市場における販売価格の要因分析

概要

自動車業界において、新車販売戦略や残価設定ローンの精度向上には、中古車市場の動向把握が不可欠です。しかし、中古車価格は多様な要因が絡み合い、その構造的な解明は極めて困難でした。そこで本プロジェクトでは、全メーカーを網羅的に俯瞰するマクロレベルと、メーカー個別を深掘りするミクロレベルの二層を投影した市場データ分析モデルを、日本・北米を対象に構築しました。

課題

自動車業界ならではのこんな課題を抱えていらっしゃいました。

価格変動要因の構造的理解の難解さ

中古車価格は多様な要因が絡み合うため、その構造的理解は極めて困難でした。

様々な要因の中古車市場の需給バランスへの影響力の理解の不足

新車販売台数や価格推移は中古車市場の需給バランスに影響を与えるとされていますが、それらの与える影響の大きさは定量的に把握できていませんでした。

解決策

以下のように段階的なアプローチを採用してデータ分析とコンサルティングを実施しました。

仮説立案と構造定義

中古車流通構造をマクロ的に可視化し、新車販売台数・価格推移と中古車市場規模および需給バランスの関係性を整理しました。

多角的なデータ分析

全メーカーを網羅したマクロレベルの市場分析を行ったうえで、特定メーカーに焦点を当てたドリルダウン(深掘り)分析を実施しました。

高度な統計モデルの適用

共分散構造解析(SEM)を活用し、複数の要因が中古車価格に与える影響を因果モデルとして構築することで、市場構造の理解の深化を目指しました。

成果

中古車市場の構造的理解

本プロジェクトにより、中古車市場の構造的理解が進み、残価設定ローンの予測精度向上につながりました。さらに新車販売戦略や価格設定の最適化中古車流通在庫の適正管理に貢献しました。

OIO-ID基盤 — 生成AIによるID拡張ソリューション

OIO-ID基盤は、自社の顧客IDに外部オーディエンスデータを掛け合わせ、生成AI×独自アルゴリズムで顧客理解を拡張するソリューションパッケージです。Cookie・行動履歴への依存を前提とせず、顧客データだけでは把握できない趣味嗜好やトレンドを反映したパーソナライズを可能にします。

背景:なぜID基盤の「拡張」が必要なのか

多くの企業がすでにID基盤を保有しています。会員データ、購買履歴、アクセスログ——しかし、そのデータから見えるのは「何を買ったか」「どのページを見たか」という過去の行動に限られます。

一方で、マーケティングの現場で本当に必要なのは「この顧客がいまどんなトレンドに関心を持っているか」「どんなライフスタイルなのか」といった、行動ログの外にある情報です。

加えて、以下の環境変化がこの課題をより深刻にしています。

  • GDPR・改正個人情報保護法など、プライバシー規制の厳格化。 ユーザーデータの取得・活用に対する法的制約が年々強まっている
  • AppleのIDFA制限、GoogleのサードパーティCookie段階的廃止。 プラットフォーム側がトラッキング手段そのものを制限している
  • 新規事業・新商品でのデータ不足。 行動データが蓄積されるまでパーソナライズが機能しないという構造的な問題がある

OIO-ID基盤は、こうした課題に対して「既存IDを捨てて作り直す」のではなく、「既存IDに情報を足す」アプローチで対応します。

OIO-ID基盤の概要

OIOはOffered Items Optimizationの略称です。売りたい商品や分析したいコンテンツを起点としてユーザー分析を行い、アイテムサイドから最適化する設計思想に基づいています。

OIO-ID基盤は、この設計思想をIDマーケティングに実装したソリューションパッケージです。自社の顧客IDに「趣味嗜好」「ライフスタイル」「バズ/トレンド」などの情報を付加した「拡張ID」を生成し、マーケティングとデータ活用の両方に接続します。

仕組み

1. 顧客データの統合

会員顧客データ、広告・アクセスログ、VoC・リサーチデータなど、社内に散在する顧客関連データを統合します。

2. オーディエンスデータの取得

SNS(X等)やWebサイトなど外部のオーディエンスデータを取得します。趣味嗜好、ライフスタイル、バズ/トレンドといった、自社データでは捕捉できない情報がここに含まれます。

3. 生成AI×独自アルゴリズムによる拡張

顧客データとオーディエンスデータは、形式も粒度も異なるため、そのままでは突合できません。OIO-ID基盤では、生成AIと独自アルゴリズムを組み合わせてこの二つを類推・拡張し、接続します。この処理により、自社の顧客IDに外部由来の属性情報が付加された「拡張ID」が生成されます。

4. マーケティング・データ活用への接続

拡張IDの出力先は二つあります。一つはLINE・メール・MAツール等を通じたマーケティング施策の実行。もう一つはデータ分析や商品開発へのインサイト提供です。レコメンドだけに閉じず、顧客理解の基盤として事業全体に還元できます。

従来手法との違い

従来のレコメンドの多くは、ユーザーの過去の行動(閲覧・購買履歴)を起点としています。OIO-ID基盤は、売りたい商品やコンテンツを起点としてユーザーを分析する、逆方向の設計です。

観点従来のユーザーベース手法OIO-ID基盤
起点ユーザーの過去の行動商品・コンテンツ
依存データCookie・行動ログ・購買履歴顧客データ+外部オーディエンスデータ
拡張手法なし(既存データの統計処理)生成AI×独自アルゴリズムによる類推・拡張
コールドスタート対応困難対応可能
プライバシートラッキングが前提トラッキング不要

既存のレコメンドシステムやMAツールとの併用も可能です。大量の行動データがある領域は従来手法をそのまま活かし、OIO-ID基盤はデータが足りない領域・新しい顧客層への展開を補完する形が効果的です。

特長

トラッキング不要の設計
ユーザーの個人追跡を前提としないため、GDPR・改正個人情報保護法・IDFA制限といった規制に対して設計レベルで対応しています。

コールドスタートへの対応
行動データの蓄積を必要としないため、新規事業や新商品の立ち上げ初日から稼働可能です。

ID圏外への到達
外部オーディエンスデータを活用することで、自社IDを保有していないユーザー層にもリーチできます。

出力先の汎用性
マーケティング施策(LINE・メール・MAツール等)とデータ活用(分析・商品開発)の双方に接続可能です。

導入実績

ID顧客基盤を活用した別サービスへの送客

クライアント様の基幹ID顧客基盤を活用し、別サービスへの送客を支援しました。

課題
ID顧客の趣味嗜好やトレンド、ライフスタイルを把握し、グループ内別サービスへ送客したい。ただし、顧客データとオーディエンスデータはそのままでは突合できない。

施策
OIO-ID基盤を導入し、生成AI×独自アルゴリズムで拡張IDを構築。拡張IDを活用したメールマーケティングを実施。

結果

指標従来手法OIO-ID基盤
CVR基準値約200%

従来の経験則によるレコメンドと比較して、CVRが約2倍に向上しました。顧客データだけでは見えなかった趣味嗜好やトレンドを拡張IDで捕捉したことが、精度向上の直接的な要因です。

ご支援実績

全てクライアント直取引(プライム請け)で提供しています。

想定される活用場面

既存事業から新規事業への相互送客。 グループ企業間やメディアからECへの送客など、IDが共有されていない環境での活用。

新商品の発売直後。 購買データの蓄積を待たずに、初日からパーソナライズされたレコメンドを実行。

グループ内クロスセル。 拡張IDが付与した趣味嗜好・ライフスタイル情報を活用し、購買履歴ベースとは異なる接点を創出。

顧客インサイトの深化。 マーケティング施策だけでなく、トレンド情報やライフスタイル情報をデータ分析や商品開発に活用。

プライバシー要件の厳しい業界。 金融、医療、教育など、トラッキングレスの設計が前提として求められる領域。

グラフについて

OIO-ID基盤は、産業現場でのデータサイエンス受託開発を重ねてきたグラフが設計・開発しています。

代表 原田博植

[画像:原田氏プロフィール写真]

シンクタンク、外資ITベンチャー、リクルートにて、データベースの収益化に貢献。データサイエンス組織の立ち上げを成功させ、リクルート初のチーフデータサイエンティストに就任。多数の成長事業におけるデータベース改良やアルゴリズム開発施策を歴任。

  • 日経データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー 受賞
  • 経済産業省 第四次産業革命に向けた競争政策の在り方に関する研究会 委員
  • 著書:データサイエンティスト養成読本

支援体制

創業以来、国内主要産業のトップティア上場企業に対し、全てクライアント直取引で支援してきました。小売・放送・通信・製造・教育・運輸・創薬など多様な業界での受託開発実績があり、OIO-ID基盤の設計にはこれらの現場で得た実務的な知見が反映されています。

よくあるご質問

Q. 既存のレコメンドエンジンやMAツールを入れ替える必要がありますか?

いいえ。OIO-ID基盤は既存システムと併用できます。従来の仕組みが得意な領域はそのまま活かし、OIO-ID基盤はデータが足りない領域やID拡張の部分を補完します。

Q. どのようなデータが必要ですか?

最低限必要なのは会員顧客データと商品マスタです。広告・アクセスログやVoC/リサーチデータがあれば精度が向上します。サードパーティCookieや行動トラッキングデータは不要です。

Q. 自社にデータサイエンティストがいなくても導入できますか?

はい。ディスカッションから実装までグラフのデータサイエンティストが一貫して支援します。事業側の意思決定者とグラフが直接対話できる体制をお願いしています。

Q. 効果はどの段階で確認できますか?

PoC段階で見通しが立ちます。実績では、PoC中に従来手法比CVR約200%の成果が出ています。

Q. 業界の制約はありますか?

ありません。小売・放送・通信・製造・教育・金融など幅広い業界でご支援実績があります。

Q. 代理店を通す必要がありますか?

グラフは全てクライアント直取引で支援しています。

お問い合わせ

OIO-ID基盤の適用可否や想定スケジュールなど、各社に合わせた情報を準備いたします。

お問い合わせはこちら →

大手自動車業界様における、コネクトデータを用いたユーザー行動の分析と車両開発目標設定プロジェクト

概要

競合車比較を中心に性能目標を設定した従来の車両開発では、しばしばユーザー・開発にとって過剰な性能の開発に繋がっていることがありました。そこで本プロジェクトではコネクトデータを活用し、ユーザーの使用状況や求めているものの「実際」を定量化しました。それに基づいた開発により、過剰性能によるコストを抑制しつつ、不足している性能を確実にリカバリーした市場適合性の高いモデルの性能目標の策定を目指しました。

課題

ユーザー実態と開発目標の乖離

開発において、特定の走行シーンにおいてユーザーがストレスを感じる設定が存在している可能性があることを仮定しています。しかしながら、ユーザーがどの程度の頻度でどのような性能を必要としているのか十分に把握できていないまま開発目標が設定されるために、実態以上に高い目標設定となり、不必要なコストや重量増を招いていました。

解決策

本プロジェクトはお客様と弊社で分業し、適切な目標設定に必要な情報を集めました。

お客様:課題理解と解釈

  • 分析したい走行シーン(ユースケース)の定義
  • 分析結果に基づく性能目標値の最終決定

グラフ:データ分析

  • コネクトデータからのユーザー行動の抽出
  • サンプリング周期の同期処理
  • 特定道路環境でのフィルタリング・分析
  • 複数テーマを並行して継続的に分析

成果

実データに基づく意思決定を取り入れることで、より合理的な性能目標の設定が可能となりました。

商品競争力の最大化

ユーザーの「実使い勝手」を反映した車両開発により、使用品の魅力と競争力の向上につながりました。

収益性の改善

過剰な性能の開発を目指していたことによるコストを削減できるようになりました。

開発プロセスの高度化

過剰性能によるコストを抑制しつつ、不足している性能を確実にリカバリーした市場適合性の高いモデルの性能が目標として設定できるようになりました。

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